わたしにまかせて! アポロ13号をすくった数学者キャサリン・ジョンソン

わたしにまかせて! アポロ13号をすくった数学者キャサリン・ジョンソン

1,980(税込)

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数をかぞえるのが大好きだった少女キャサリンは、黒人や女性差別が色濃く残る社会のなかで大人になり、NASAで数学者として働きます。1970年4月、3人の宇宙飛行士を乗せたアメリカの月面探査船「アポロ13号」が月の近くで一部爆発する事故が起きますが、地球に奇跡の生還を果たします。実はそこには、黒人女性の数学者キャサリン・ジョンソンの存在があったのです。当時の差別の風土とキャサリンの活躍は、映画『ドリーム(原題:Hidden Figures)』(2016年)にも描かれました。
まだまだ女性が圧倒的に少ない「理数系」の分野で大活躍した女性の人生を描いた絵本、小学生だけでなく中高生にもおすすめしたい一冊です。

文/ヘレーン・ベッカー
90冊以上の絵本や児童書を書いている作家で、数多くの賞を受賞している。本書はキャサリン・ジョンソン本人とその家族にインタビューして書かれ、ベストセラーになった。カナダのオンタリオ州トロントで暮らしている。

絵/ダウ・プミラク
タイのバンコク生まれ。デザイナー・彫刻家マヤ・リンの絵本をはじめ、たくさんの絵本を描いている。芸術をこよなく愛する小児科医で、アメリカのコロラド州に家族と暮らしている。

訳/さくまゆみこ
出版社勤務を経て、翻訳者となる。JBBY前会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。日本絵本賞翻訳絵本賞など受賞多数。主な翻訳に「ホーキング博士のスペース・アドベンチャー」シリーズ(岩崎書店)、『ローザ』(光村教育図書)、『わたしは反対! 社会をかえたアメリカ最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ』(子どもの未来社)などがある。

ISBN978-4-86412-244-3 C8797 
AB変判、上製、34頁