シッカとマルガレータ 戦争の国からきたきょうだい

シッカとマルガレータ 戦争の国からきたきょうだい

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シッカとマルガレータ
戦争の国からきたきょうだい
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戦争を逃れ、家族と離れて平和な国へひとり旅立つシッカ。むかえる家族にはマルガレータという同じ年頃の女の子がいて、ふたりは反発しあいながらこころを通わせていく……。戦争が引き起こす難民問題を伝えるスウェーデンの絵本。

現在もウクライナをはじめ、戦火を逃れて家族がばらばらになっている国がたくさんあります。難民・避難民は世界が抱える共通の問題で、日本でも身近な問題になってきています。
この絵本では、戦争の国から家族と離れて平和な国にやってきたシッカと、平和な国にくらすマルガレータというふたりの少女が、反発し合いながらも少しずつこころを通わせていくようすが丁寧に描かれています。この絵本を通して、戦争に巻き込まれていく子どもたちの様子を知り、難民問題を考えるきっかけになったらうれしいです。

作:ウルフ・スタルク  絵:スティーナ・ヴィルセン 
訳:きただいえりこ
本体:1700円+税/42頁/AB変判上製
ISBN978-4-86412-234-4


著者略歴:
ウルフ・スタルク:スウェーデン、ストックホルム生まれ。現代スウェーデン児童文学を代表する作家。リンドグレーン賞などさまざまな賞を受賞していて、日本でも多数の作品が翻訳されている。著書に『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)、『シロクマたちのダンス』『夜行バスにのって』(偕成社)、『ちいさくなったパパ』(小峰書店)、『パパが宇宙を見せてくれた』(BL出版)などがある。

スティーナ・ヴィルセン:スウェーデン、ストックホルム在住。新聞や雑誌、切手などさまざまな媒体でイラストを描いており、絵本作家としても活躍。エルサ・ベスコフ賞など多数の賞を受賞している。絵本に「やんちゃっ子のえほん」シリーズ、『あたしおねえちゃんなの』(クレヨンハウス)、『リトルピンクとブロキガ おばけのくに』(主婦の友社)などがある。

きただいえりこ:埼玉県生まれ。早稲田第一文学部卒業後、スウェーデンに留学。児童文学を学ぶ。小学校の図書館で働きながら、児童書を翻訳している。主な翻訳に『ラミッツの旅 ロマの難民少年のものがたり』『わたしも水着をきてみたい』(さ・え・ら書房)、『うっかりおじさん』(朔北社)、『ラビットホッピング! うさぎがぼくのパートナ⁉』 (理論社)などがある。