『非行をのりこえる』 家族の絆を信じて

『非行をのりこえる』 家族の絆を信じて

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子どもたちの非行・問題行動は、否定的な側面だけでなく「自分を認めてもらいたい」「自分らしく生きたい」という若者にとって当然の要求が表現される。成長する過程で試行錯誤し、立ち直った子どもと、さまざまな偏見を打ち破り「非行」と向き合い、子どもを見守る家族のあり方を探る。

本体価格:1600円+税/256頁/四六判・並製

著者:木村隆夫 著

目次:Ⅰ 非行・問題行動とは何か
 1 少年非行とは何か
 2 非行・問題行動の背景
 3 非行・問題行動を反復する子どもの心理と行動
Ⅱ 立ち直りへの支援法
 1 非行・問題行動と向き合う支援の土台
 2 非行の防波堤は今--家庭・学校・職場・地域社会など
 3 家庭はどう向き合えばいいのか
 4 教師や専門職に期待する「技」
Ⅲ 非行と向き合う親たちへの支援法
 1 枠組み転換法の試み
 2 論理療法の試み
 3 ロールレタリングの試み

木村隆夫:1948年京都市生まれ。現在は岐阜県在住。法務省の保護観察官監察として31年間の勤務を経て、2008年から愛知教育大学大学院教育実践研究科特任教授。ほかに、文部科学省国立教育政策研究所生徒指導調査研究協力者(2009年5月~10年10月)、岐阜「非行」と向き合う親たちの会代表世話人、あいち県民教育研究所研究副部長などを務めている。主な著書に『非行克服の援助実践』三学出版、『更生保護制度』(編著)久美出版、『子どもと青年の心の援助』(共著)ミネルヴァ書房、『新・子どもの問題ケースブック』(共著)中央法規などがある。  

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