くるしま童話名作選 ゆめうりふくろう

くるしま童話名作選 ゆめうりふくろう

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くるしま童話名作選
ゆめうりふくろう

ふくろうは夢を売るのが仕事。眠っている子どもたちから抜け出た夢を、そっと運んで夢屋に並べます。今日も森の動物たちがやってきて、狐の子はお母さんが足にけがをしたから、痛さを忘れてさせてくれる夢がほしいといいます。
久留島武彦は明治・大正・昭和にわたって、日本全国の子どもたちに童話を口演しました。楽しいお話に、人として生きるための大切な教えを盛り込んだ童話は、子どもたちを夢中にさせました。そんな童話が、読み聞かせにぴったりの絵本となりました。

作/久留島武彦 絵/遠山繁年
本体価格:1,300円+税/32頁/B5判/上製
ISBN978-4-86412-229-0

著者略歴:
作/久留島武彦(くるしまたけひこ):1874年大分県玖珠郡森町(現・玖珠町)に生まれる。1895年から尾上新兵衛の筆名で雑誌『少年世界』(博文館)に作品を掲載。1906年「お伽倶楽部」を設立し口演童話活動を本格的に開始する。1911年、雑誌『お伽倶楽部』を創刊。デンマークでアンデルセンの偉大さを訴え、1926年デンマーク国王からダンネブロウ四等勲章を受け、「日本のアンデルセン」と呼ばれるようになる。1960年永眠(享年86歳)。童話の口演を行った幼稚園・小学校は全国6000を超える。

絵/遠山繁年(とおやましげとし):1953 年長野県生まれ。パリ国立美術学校でリトグラフを研究し、油絵、水彩、版画で創作活動を続けている。『永訣の朝』( 偕成社) で第44 回産経児童出版文化賞を受賞。このほか、『蜘蛛の糸』(芥川龍之介/作 偕成社)、『双子の星』『やまなし』(宮沢賢治/作 偕成社)、『しろくまパパのソフトクリーム』(金の星社)、『ちょんまげとのさま』『かばくんのラジオ』(鈴木出版)、『ともだちをたすけたゾウたち』(わしおとしこ/作 教育画劇)など多数の作品がある。東京都府中市在住。