野生生物との共生を目指して ケニアの陽光

野生生物との共生を目指して ケニアの陽光

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野生生物との共生を目指して
 ケニアの陽光


内容:青年海外協力隊員として、野生生物の保全の実態や人々の文化や生活、意識を調査し、環境教育を試み、ケニアと日本の小学校の交流等に携わった記録。海外ボランティアの必要性や役割、国際協力の進め方について考えられる。

目次: 
口 絵
まえがき
プロローグ 国際協力活動へ 挑戦の始まり
第一章 私の活動フィールド メルー国立公園
 1.それぞれの新たなステージの始まり
 2.ケニアってどんな国
 3.ケニア野生生物公社
 4.メルー国立公園の概要
第二章 環境問題と青年海外協力隊の活動
 1.ケニアの環境問題
 2.メルー国立公園における環境教育隊員の役割
 3.環境教育分科会
第三章 環境教育と地域づくりの実践1.私の羅針盤 プロジェクト・デザイン・マトリックス
 2.活動のキーワードは「信頼」
 3.エコミュージアムというツール
 4.環境教育モデル校の指定
 5.〈MOTTAINAI の心を育む〉
   ケニアと滋賀の子どもたち交流プロジェクト
 6.〈日本の教育現場との橋渡し〉
   テレビ会議を通した子どもたちの交流
 7.ムレラ木工教室
第四章 協力隊として国際貢献する意義
 1.自然環境の保全に向けた地域づくり――一人の隊員の答え
 2.刻々と変化する自然環境を巡る問題
 3.協力隊員がゴールではない
第五章 ケニア・ファイル『暮しと旅の体験記』
 ファイル1 カカメガ地域の住民活動
 ファイル2 手作りのサッカーボールで人づくり、国づくり
 ファイル3 「ミラー」の愛好家から受けたカルチャーショック
 ファイル4 『ハイエナとヤギ』伝説の真実
 ファイル5 異文化の時間感覚から考える
 ファイル6 一人のOB隊員が伝える価値観の種
エピローグ ポストコロナの海外ボランティア
あとがき
主要参考文献

本体価格:1,800円+税/312頁/新書判/並製
発売年月:2021年05月/生産国:日本

著者名:中川宏治
著者略歴:1977 年大阪府生まれ。京都大学卒。環境科学博士。滋賀県入庁後、森林・林業政策を担当し、2018年度から琵琶湖環境科学研究センターで次世代の森林育成に関する研究業務に携わる。著書に『森林再生に向けた次世代林業技術』(日本造林協会)がある。

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