山中恒と読む 修身教科書

山中恒と読む 修身教科書

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子どもたちを二度と戦場へ送らないために

内容:当時の中学一年生向の修身教科書『中等修身一』を、実際に教育を受けた山中恒の解説で読み返し、戦時下の教育の実態を今に照らし合わせて考える。何を教えこもうとしたのか、精神的支柱となる「教育勅語」の内容もよくわかる。
本体価格:1,500円+税/160頁/判型:A5版・並製
著者名:山中恒
目次:目 次
はじめに――なぜ今「中等修身一」か 5
中等修身一 17
 詔勅 19
 天壌無窮の神勅 20/解説 21
 軍人勅諭 22/解説 33
 教育ニ関スル勅語 34/解説 36
 青少年学徒ニ賜ワリタル勅語 37/解説 38
 米国及英国ニ対スル宣戦ノ詔書 39/解説 43
(目録)
 一 皇国の使命 45/解説 52
 二 学びの道 53/解説 60
 三 負荷の大任 61/解説 70
 四 創造を勗む 71/解説 80
 五 父母 81/解説 89
 六 至誠 90/解説 96
 七 勤労の精神 97/解説 107
 八 新しい経済 108/解説 114
 九 勇気 115/解説 123
 十 団体生活 124/解説 132
 十一 恩をおもう 133/解説 140
 十二 平素の訓練 141/解説 150
おわりに 151
著者略歴:山中恒・1931年北海道小樽市生まれ。児童読み物・ノンフィクション作家。戦時下を描いたノンフィクションに『ボクラ少国民』シリーズ(辺境社)、『アジア・太平洋戦争史』(岩波書店)、『戦時児童文学論』『靖国の子』(大月書店)、『戦時下の絵本と教育勅語』(子どもの未来社)などがある。