手塚マンガで憲法九条を読む

手塚マンガで憲法九条を読む

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手塚治虫の永遠のテーマ「生命の尊さ」が貫かれた珠玉の七編、未来を見つめ続けた手塚治虫の確かな眼差しが今、憲法九条を問い直す。作品解説は全国「九条の会」事務局長の小森陽一氏。

本体価格:1500円+税/244頁/A5判・並製

著者:マンガ・手塚治虫 解説・小森陽一

手塚治虫:1928年11月3日生まれ。戦争体験から生命の尊さを深く知り医学の道を志すが、漫画家、アニメーション作家を生涯の仕事に選んだ。漫画を魅力的な芸術にし、長編アニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。1989年2月9日、60年の生涯を閉じる。
小森陽一:1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。

目次:1章 戦争の本質を描く
 「紙の砦」
 「ザ・クレーター 墜落機」
 「やり残しの家」
2章 九条の下で生きる
 「ベトナムの天使」
 「消え去った音」
 「荒野の七ひき」
 「1985への出発」
各作品解説 小森陽一
解題「手塚治虫の戦争と平和」 野上暁