『ヒューマン・セクソロジー』 生きていること、生きていくこと、もっと深く考えたい

『ヒューマン・セクソロジー』 生きていること、生きていくこと、もっと深く考えたい

2,530(税込)

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性を学ぶすべての人へ
本書は、学生・市民および性の健康や教育にかかわる人たちの性的教養を深める手助けとなるテキストとして編みました。 私たちは、「セクシュアリティ(性と生のあり方)は人間であることの中心をなすテーマであり、人権そのものである」と考えています。セクシュアリティに関する確かな学びは、一人ひとりの視野を広げ、慎重で自分自身と他者を尊重した性行動の可能性を増大させるでしょう。 本書での学びを出発点として、さらに豊かなセクシュアリティの道を拓いていかれることを心から期待しています。

本体価格:2300円+税/200頁/B5変型・並製

著者:狛潤一・佐藤明子・水野哲夫・村瀬幸浩 著

目次:Chapter Ⅰ 性の多様性とジェンダー・セクシュアリティ平等
 Section 1 性の多様性~性別について考える
 Section 2 ジェンダー・セクシュアリティ平等
Chapter Ⅱ 生殖をめぐる科学と人間関係
 Section 1 生殖をめぐるからだの機能
 Section 2 生殖と性
Chapter Ⅲ 性愛(エロス)のゆくえ~性の関係性を問いなおす
 Section 1 ひとはなぜ性に近づくのか
 Section 2 育ち、暮らしのなかのエロス
Chapter Ⅳ さまざまな性感染症
 Section 1 性感染症の特徴
 Section 2 おもなSTI
 Section 3 性器クラミジア感染症
 Section 4 HIV感染症・エイズについて Chapter
Ⅴ 性と商品化と人権侵害
 Section 1 性暴力
 Section 2 性の商品化と人権侵害

狛潤一:1946(昭和21)年北海道北見市生まれ。日本体育大学卒業後、社会教育・社会体育の施設で12 年間(その間、2年間働きながら体育社会学研究室で学ぶ)勤め、その後、高等学校で保健体育の教師として26 年間勤務。退職後は塾で保健体育科の教師になるための受験対策に携わる。現在は津田塾大学と恵泉女学園大学で非常勤講師として「セクソロジー」「女性と健康」を担当。一般社団法人“ 人間と性” 教育研究協議会幹事。

佐藤明子:1943(昭和18)年東京生まれ。東京教育大学(現筑波大)卒業後、私立田園調布雙葉中学高等学校保健体育科教諭として38 年間勤務。2005 年より武蔵野美術大学、恵泉女学園大学、埼玉医科大学短期大学にて「人間と性」の講座を担当。現在一般社団法人“ 人間と性” 教育研究協議会代表幹事、編集局長。

水野哲夫:1953(昭和28)年、長野県生まれ。慶応義塾大学文学部国文学科卒業。1978( 昭和53) 年、東京都世田谷区にある私立大東学園高校に国語教諭として就職。1998 年から総合科目「性と生」も担当。現在、関東学院大学、白梅学園大学、一橋大学でセクソロジー関連科目を担当。一般社団法人“ 人間と性” 教育研究協議会代表幹事。『季刊セクシュアリティ』誌副編集長。

村瀬幸浩:1941(昭和16)年名古屋市生まれ。東京教育大学(現筑波大)卒業後、私立和光高等学校保健体育科教諭として25 年間勤務。この間総合学習として「人間と性」を担当。1989 年同校退職後、25 年間一橋大学等でセクソロジーを講義した。現在一般社団法人“ 人間と性” 教育研究協議会幹事、同会編集による『季刊セクシュアリティ』誌副編集長、日本思春期学会名誉会員。

一般社団法人“人間と性”教育研究協議会