作文指導のコツ①低学年

作文指導のコツ①低学年

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子どもたちは、日々の生活をくり返すなかで、いろいろな出来事にぶつかります。そのある日、ある時、あるところでの体験から、発見したり、感じたり、思ったり、考えたりをくり返します。その思いを自らの力で文章表現ができ、独自の「文章観」をもつ過程で、どのような指導をしたらよいかを具体的にアドバイスします。子どもたちが見聞きし体験したことは、「遠い過去、中くらいな過去、近い過去」の体験をさし、その出来事を「事件の進行、時間の経過」にそってふりかえり、過去形表現を主にした適切な文章を書き上げるなかで、低学年の子どもの文章表現力を高める指導をわかりやすく解説しました。

本体価格:1500円+税/148頁/A5判・並製

著者:田中定幸(著)

目次:第1章「ある日、ある時のこと」を書くときの指導
1この作品は「ある日、ある時のこと」をテーマに書いたものです
2「ある日、ある時のこと」を時間の経過にそって書くときの指導です
3「ある日、ある時のこと」を書く課程での指導
4「ある日、ある時のこと」を書くことで育つ力
第2章「ある日、ある時のこと」を書くときの授業の展開
1「ある日、ある時のこと」で「むちゅうになってしたこと」を指導題目にした理由
2指導の展開
3書く前の指導
4記述の時間と書いたあとの指導

田中定幸(著):1945年、神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。横須賀市立小学校校長、横浜国立大学講師を経て、現在、逗子市教育研究所勤務。国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長。神奈川作文の会会長。綴方理論研究会会長。日本国語教育学会会員。日本作文の会元常任委員。綴方・作文教育を実践し、その理論化にも心がけてきた。文集も数多く発行し、日本作文の会の「文・詩集表彰」では「指導文集賞」「総合優秀賞」などを受賞。小学校国語科教科書の編纂にも携わる。「書ける子どもを育てる-作文が生まれる教室」(教育出版)など著書多数。