ドキュメンタリーの力

ドキュメンタリーの力

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内容細切れの情報を垂れ流し、ステレオタイプな人間像を映すばかりのテレビで、視聴者は思考停止状態に追い込まれている。消費する映像ではなく、思考を促す映像、もう一つのメディアがいま求められている。マスメディアでは伝えられないできごとのもう一つの側面を知り、人間存在をリアルに感じることができるのが、市民メディアとしてのドキュメンタリー映画だ。受けてとつくり手のインタラクティブなあり方を模索しつつ、日本各地、世界へと上映会を広げるドキュメンタリー映画の、今もっとも旬な監督が自らの作品づくりを通して、〈ドキュメンタリーの力〉を語る。

本体価格:840円+税/224頁/新書、並製

著者:鎌中ひとみ 著

目次:第1章 「ヒバクシャ──世界の終わりに」をつくる 鎌仲ひとみ
第2章 「花はんめ」をつくる 金 聖雄
第3章 「にがい涙の大地から」をつくる 海南友子
終章 市民メディアとしてのドキュメンタリーの時代 鎌仲ひとみ

鎌中ひとみ 著: