新装版 『セクソロジー・ノート』 性・・・もっとやさしく もっとたしかに・・・

新装版 『セクソロジー・ノート』 性・・・もっとやさしく もっとたしかに・・・

2,750(税込)

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大学・短大などにおける「セクソロジー」(性科学)講義のための“定番”的入門書。性的教養を体系的に幅広く学べる決定版です。本書は短大および大学などにおけるセクソロジー入門のためのテキストとして編まれているが、そのベースになっているのは数年にわたる大学での講義ノートである。そのノートから大学生、市民の性的教養としてこれだけのことは学習し理解してほしいという、いわば性にかかわるミニマム・エッセンスと思われるものを取り出し、まとめた。HIV感染・エイズはもとより、性的マイノリティの人たちの人権問題、女性への人権侵害・暴力や両性の平等にかかわるジェンダーの問題等、性の学習にとって重要な現在的課題も鋭く提起されている。

本体価格:2500円+税/216頁/B5変・並製

著者:村瀬幸浩 編著

目次:ChapterⅠ 性を学ぶとは/時代の変化をどうみるか/
人間の性を学ぶ視点/性を学ぶ方向性
ChapterⅡ 生殖をめぐる科学と人間関係/人工妊婦中絶/
出産/避妊/不妊と生殖技術
ChapterⅢ 男と女 なにがちがうか ちがわないか/
男と女を分けるもの/性的欲求と性行動~ひとはなぜ性に近づくのか~/
性の普遍性・多様性~マイノリティーの性~
ChapterⅣ さまざまな性感染症/感染症とは何か/
性感染症についてよく知る/HIV感染症・エイズについて/
感染したらどうなるのか~経過と治療~
ChapterⅤ 人権と性と社会と/売買春の現在/
レイプ~非日常の出来事と考えてよいか~/セクシュアル・ハラスメント/
女性への暴力をなくすことは“ソフトな共生”への大前提
ChapterⅥ 性愛のゆくえ/育ちの中のエロス/
セックスレスをどう考えるか/真の共生への展望と課題
付録:関連する法律(抜粋)紹介

村瀬幸浩:私立和光高等学校保健体育科教諭として25年間勤務。この間、総合学習科を兼務。「人間と性」を担当。1989年、同校退職。同年4月、一橋大学講師。翌年、津田塾大学講師。その後、東京女子大学講師も兼任。科目は「セクソロジー」。その他、多くの大学・短大等で特別講義を行なう傍ら、「セクシュアリティ」や「性教育」についての講演で全国を回って活躍。1982年、“人間と性”教育研究協議会(略称:性教協)の設立に参画、代表幹事として2007年まで務め、現在は幹事。日本思春期学会理事、?性の健康医学財団評議員。『男性解体新書』『思春期ガイド』『性のこと、わが子と話せますか?』など著書多数。