『表現するときめきとよろこびを』 「朗読」から「語り」へ

『表現するときめきとよろこびを』 「朗読」から「語り」へ

2,200(税込)

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読み聞かせや朗読をしていて、「アクセントやイントネーションが良く分からない」「ついクセのある読みになってしまう」「人に感動を与えるような読みにならない」などと思うことはないでしょうか。これらの悩みに応えるために、長年音声表現の指導にたずさわってきた著者は、従来の「朗読」をより深めた「語り」を提唱し、アクセント・イントネーション・プロミネンスなどの基礎の上に、「語り」について具体的な方法を示しています。付録のCDには17本の文学作品を収録し「語り」のポイントをやさしく解説。CDを聴きながら声に出して読んでいけば、あなたも「語り」の境地に達することが出来るでしょう。

本体価格2000円+税/176頁/A5判・並製

著者:坂井清成 著

目次:CD収録作品:1 「かにむかし」より 2 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より
 3 新美南吉「ごん狐」より 4 泉 鏡花「外科室」より
 5 泉 鏡花「高野聖」より 6 泉 鏡花「日本橋」より
 7 芥川龍之介「鼻」より 8 芥川龍之介「羅生門」より
 9 芥川龍之介「雛」より 10 芥川龍之介「地獄変」より
 11 太宰 治「女生徒」より 12 太宰 治「ロマネスク」より
 13 太宰 治「駈込み訴え」より 14 中島 敦「山月記」より
 15 山本周五郎「鼓くらべ」より 16 田辺聖子「鬼とお后」より
 17 向田邦子「かわうそ」より (全17作品)

坂井清成:1935年 神戸市に生まれる。演劇活動のかたわら、俳優、アナウンサー等への音声教育に従事。1961年に音声表現学苑を創設、朗読(語り)・アクセント・せりふを三本柱とする教育に携わっている。行政や自主グループの要請による出張指導や講演を積極的に行うほか、他の集団の発表会・公演の指導・演出も手掛ける。学苑付属「朗読集団 ひびき」公演(年2回)の構成・演出を担当、付属のスタジオ(スペイス ひびき)で毎月朗読会を催し指導・出演している。主な著書に、「朗読入門(正・続)」、「もの読む術」、「共通語アクセント読本(上・下)」がある。