『革命伝説 大逆事件』 ③この暗黒裁判

『革命伝説 大逆事件』 ③この暗黒裁判

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天皇暗殺を企てたとして、幸徳秋水をはじめ12名を処刑した、国家権力による一大謀略・・・。その真相を究明しさまざまな人間関係を綾に、事件の全容と真実を描きだした古典的名著。「大逆事件100周年」記念企画  明治の一大事件史を新版で復刊。編集委員 山泉 進(大逆事件の真実をあきらかにする会事務局長、明治大学副学長)、堀切利高(平民社資料センター代表)、大岩川 嫩(大逆事件の真実をあきらかにする会世話人)  明治時代最大のフレーム・アップ(でっちあげ)事件の全容を、神崎清が丹念に収集した膨大な資料から解明。読みやすいようルビ・注・解説を付け新版として復刊! 故・松本清張氏推薦。

本体価格:3300円+税/頁/四六判

著者:神崎 清(著)

目次:第1章 千駄ヶ谷落城記
第2章 信州爆裂弾事件
第3章 明科と湯河原と
第4章 宮下太吉の自供
第5章 刑法第七十三条
第6章 強引な捜査本部
第7章 憎悪と恐怖の政略
第8章 閉ざされた法廷
第9章 あたらしい挑戦者
第10章 目撃した永井荷風

神崎 清:1904年(明治37年)香川県に生まれる。神戸二中、大阪高校を経て1928年東京帝大国文学科卒業、東京帝大新人会会員。戦後、文部省児童文化審議会会長、厚生省中央児童福祉審議会委員、労働省婦人少年問題審議会委員、東京都児童福祉審議会委員、児童憲章制定委員、日本子どもを守る会副会長、第5福竜丸平和協会常任理事などを歴任。1979年逝去。主な著書に「現代婦人伝」(中央公論) 「山谷ドヤ街」(時事通信社)など。